社説:衆院選 「冷めた信任」を自覚せよ(毎日新聞 2014年12月15日)

社説:衆院選 「冷めた信任」を自覚せよ

(毎日新聞 2014年12月15日)

高揚感なき信任である。衆院選で自民党は絶対安定多数を確保し、与党で3分の2以上の議席を維持した。国会での1強構図は続き、安倍晋三首相は国政を担う新たな基盤を得た。 追い風も逆風も感じられなかったが、結果はほぼ一方的だった。消費増税先送りを理由とした解散の大義には疑問がつきまとい、争点がつかみにくい選挙は異常な低投票率に沈んだ。・・・