【社説】民法大法廷回付 見直しは時代の要請だ(2015年2月20日 東京新聞)

【社説】民法大法廷回付 見直しは時代の要請だ

(2015年2月20日 東京新聞)

夫婦同姓などを求める民法規定が女性に差別的で憲法に反するとした訴訟で、最高裁が大法廷で審理を始めた。家族のありようや結婚観が多様化している。見直しは時代の要請である。

 夫婦が結婚の際「夫か妻のどちらかの姓を名乗る」と定めた規定や、離婚後の再婚を女性のみ六カ月間禁じた規定などが、法の下の平等を定めた憲法に反しないか。・・・・